購入する服の条件は?高くても安くても、着心地がよいもの。
わたしがほぼ着物しか着ないで生活しているのは、
「今のアパレル業界があまりにもデフレスパイラルにはまっていて、しかも倫理的に問題ありな生産方法をやり続けている事実に自分が関わりたくないから。」
というイデオロギー的な要因もかなり大きいです。
現代のアパレルは本当にたいへんな状態らしく、
原価5パーセントどころかそれ以下の商品がどこかしこに存在しているといいます。
「丁寧につくられた素材に触れる喜びを剥奪されたまま生きていきたくないから、わたしは古いものしか買わない。」
そう決めて、自分で買う服は古くて質の良いもの。
もしくは生産者がとことんこだわって作っていることが分かるもの、を選んでいます。
↑(ヘアメイクの仕事の時に着る服は、フランス産の100年前のシャツです。12000円くらいだったかな。)
逆の言い方をすれば、
いまから50年前〜100年前くらいの服はまだまだ十分着られるクオリティで、天然繊維100%。しかも予想以上に安い。
わたしが持ってる絹100%の着物も、最安値はたったの1000円!
交繊の着物なら、500円でも売っています。
(↑これは1000円の着物ですよ。
安いからといって乱雑には扱いません。
というか、扱えません!だってあまりに美しいから!)
そして現代の服ならミナ・ペルホネンやサリースコットを手がけている皆川明さんのものが好き。
何と言っても、生地へのこだわりは眼を見張るものがあります。
そしてそれは見た目の美しさだけでなく、着た時の心地よさにこそ現れています。
自分で改めてみても、皆川さんの服を着てるときはリラックスしているなあ。
古いものにせよ新しいものにせよ、
わたしは美しくて心地よいものが大好きです。
これからも、ジャンルや年代に捉われず、好きなものを着続けて生きたいです。
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